お知らせ

2006年11月にSAABを手放しました。このページは残りますが、更新はされません。

カーナビの取り付け

ゴルフの時代から私はカーナビを付けていました。持っているカーナビはパイオニアのAVIC-D700という世界初のDVDカーナビです。このカーナビ、世界初だけあって(要するに旧型って事ですね)本体がでかい!!! SAABはシート下に隙間がほとんどないので設置場所はトランクしかないのですが、カブリオレにとって貴重なトランクスペースを取られるのはちょっと悲しいです(SAABのトランクスペースはカブリオレの中では最大級だと思いますがそれでも小さいです)。ま、それを補ってあまりある程便利なんですけどね。

本体の取り付け

本体自身の取り付けはとても簡単です。まずはトランクカーペットをめくって固定台を取り付けられそうなスペースを探します。固定台はカーペットではなく、ボディにしっかりつけないと自立航法センサーがきちんと働きません。カーペット下にはスペアタイヤがあるので実際に台を取り付けられる余地はあまりありません。結局左奥隅しか取り付ける場所はありませんでした。まあこの位置はトランクの使い勝手からもベストなので良いでしょう。ボディに固定台を強力両面粘着テープで取り付け、カーペットにボルト穴を開けて固定台のボルトを通します。後はカーペットの上から本体をつければお終い。スペアタイヤを出すときにはカーナビを外す必要がありますが滅多にないので問題ないでしょう。

トランク内につけたカーナビの写真
トランク内につけたカーナビ。青いスポンジは荷物が滑ってカーナビにぶつからないようにするバリアです。

カーナビの配線

ナビ本体の設置よりも大変なのがこの配線です。ヘッドユニットからからトランクまで配線を通す必要があります。なるべく綺麗に(隠して)配線したかったので色々考えた末、ヘッドユニットからグローブボックス裏を通ってドアステップモールへ、ステップモール内からリアトリム内を抜け、トランクスルーの穴を通ってトランクへと抜けるように配線することにしました。これで配線はほとんど見えなくなります。トランクスルーにした時にトランクスルー穴とリアトリム間の配線が見えるだけです。

まずはグローブボックスを外します。グローブボックスは足元奥のピン1本、ドアを開けると見えるサイドの上にボルト2本、ドア側の下に1本、グローブボックスを開けると見える所に見えるボルト4本で留まっています。これらを全て外し(ボルトは星型のトルクスボルトです)、グローブボックスランプに気をつけながらグローブボックスを外します。このあたりはRiku's Home Pageに図入りで詳しく説明されていますので是非参考にしてください。グローブボックス裏には結構空きスペースがありますから配線は楽にできます。基本的にはオーディオの配線から分岐させて取り出すことができます。分岐できないのは車速パルスぐらいでしょうか。車速パルスだけはディーラーで取り出し位置を聞いておきました。

続いてVICS受信機とGPSアンテナをダッシュボード上に設置します。VICS受信機はダッシュボード中央に、GPSアンテナはダッシュボード右側に設置します。これは赤外線ビーコンは車線中央に設置してあること、GPSアンテナはなるべく道路中央寄りに置いたほうが良い(衛星との障害物となる道路脇の建造物から離す)からです。配線はダッシュボードとフロントガラスの間を這わせて左側に寄せAピラーの辺りで下に落としてグローブボックス裏からの配線と合流させます。

ダッシュボード上のGPSアンテナとVICS受信機の写真
ダッシュボード上に取り付けたGPSアンテナとVICS受信機

続いて下に降りてきた配線をステップモール内に通します。ステップモールは後方にあるプラスチックネジを外したあと真上にひっぱれば外れます。外したらカーペットを少しめくると黒いプラスチックの筒状のカバーがあってその中を配線が通っているのが判ります。この中を一緒に通せればベストなんですがこのカバーにある切り込みが硬くて割り開けなかったのと筒の中にあまり隙間がないので、カバーと車体の間に押し込んで這わせることにしました。これでもステップモールを被せればモールできちんと隠れるので問題ありません。途中、シートベルトアンカーの部分はそのままではカーペットがめくれず作業ができません。本来はアンカーボルトを外すべきですが、ものすごくボルトが固くて外れなかったのでカーペットの方に切り込みをいれてめくってしまいました。

次にリアトリムを外します。まずリアシートクッションを外します。シートクッションは持ち上げるだけで簡単に外れます。外した後に見えるプラネジ3つとシートバックを倒した所にあるプラネジ1つを外します。さらに、ドアを開けた部分にあるトルクスボルトを外します。ここから垂直にリアトリムを持ち上げればリアトリムを外せます。が、その前にやらなければならない事がひとつ。幌の開閉ボタンを操作してトノカバーが垂直に開いた状態で止めて下さい。これをやらないとトノカバーが引っ掛かって垂直に持ち上げることができません。

リアシートを外した状態の写真
リアシートクッションを取ると3つのプラスチックねじが見えます。大画像でも少し見にくいかな。
さらリアシートを倒した状態の写真
リアシートを倒した所にも1つプラスチックねじが。配線後なので配線も見えますね。

さて、リアトリムはそのままにしてトランクスルーについているカバーを外します。これは左右の上にあるピン2つと下にある4つのピンで留まっています。ここまでのピンは全て再利用可能だったのですが、ここの下のピン4つはどう頑張っても壊れてしまいます。最初から4つ買っておいた方がいいかもしれません。左右のピンの方は再利用できます。

トランクスルー部の写真
トランクスルーのカバー部。この4つのピンは壊さないと取れませんでした。大きな丸はゴム製で外すと緊急時の幌用手動ハンドルがあります。

リアトリムからトランクまではまとめて配線します。カーナビ本体に無理なく配線できる長さを残して余剰分はリアトリム内に隠してしまいます。これで元に戻せばおわりなのですが、トランクスルーカバーからリアトリムの間の配線は剥き出しになってしまいます。トランクスルーを使わない限りは見えないのですが、私はここをチューブで覆ってしまいました。そこまでやったらトランクスルーカバーとリアトリムを元に戻します。トランクスルーカバーの部分はあまり隙間がないのでなるべく配線が平たくなるようにしておきます。なぜかカバーのトランク側には配線を出すのにぴったりの切り込みがありますので利用しない手はありません。

これですべておわりです。テレビを見たければカーアンテナの取り付けもしなければならないのですが、妻も私も車でテレビは見ないしカーアンテナは外観上格好悪いと思っているので取り付けていません。ただし将来万一見たくなった時に配線をやり直すのは面倒なので配線だけはして、アンテナはトランク内に転がしてあります。
*** 2001年8月追加 ***
結局今はフィルムアンテナをつけています。

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2001.8.20

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